吉本隆明全集38[書簡Ⅱ・Ⅲ]

吉本隆明 著
A5判変型上製 580頁
定価:8,360円(本体7,600円)
978-4-7949-7138-8 C0395〔2025年10月28日発売予定〕


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11年の歳月をかけ、遂に本巻完結!
最終巻は書簡約300通+遺留原稿1篇

「書簡Ⅱ」の章には、宍戸恭一宛全書簡(143通)を収録する。宍戸恭一は著者と知り合った当初、すでに三月書房の店長格で、『試行』創刊以降は寄稿もし、書店人として雑誌刊行の継続にも協力する関係となっていく。

「書簡Ⅲ」の章には、1950年代の北川太一、島尾敏雄宛の書簡に始まり、著者の執筆・言論活動の重要な舞台となった『試行』の直接購読者とのやりとりなど、書簡190通余りを収録する。

また36巻刊行後に入手できた遺留原稿「ヨブ記註解」を収録した。第38回配本。

月報は大塚英志氏とハルノ宵子氏が執筆。

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【目次】

書簡Ⅱ(宍戸恭一宛全書簡、1959年~2002年、全143通)

書簡Ⅲ(その他書簡、1945年~2008年、全191通)

書簡Ⅲ宛名人番号索引

書簡収蔵先公共機関一覧

遺留原稿

ヨブ記註解

解題

謝辞

*冊子『吉本隆明・赤羽淑(往復)書簡』の購入はこちらから

◇吉本隆明(よしもと・たかあき)
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。